広島発ときどき歩き旅

広島より、仕事の休みを利用し歩いて旅してます!

2023年02月

予定外の華厳の滝見物

みなさまこんにちは。

今回は、年末の歩き旅2日目です(^^)


2022年12月30日(金)

立木観音を参拝し、今回の旅の大目的である坂東三十三所&日本百観音満願を無事成し遂げたワタクシでしたが・・・今回の旅でガッツリ歩くのはあと2日のみ。
今日は前日通過した「細尾入口」バス停から国道122号線を進み、足尾を通過し群馬県に入って約2~3km先にある、わたらせ渓谷鉄道の沢入(そうり)駅近くのゲストハウスまで歩く予定。

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東武日光駅近くのホテルをチェックアウトし、細尾入口までバス移動すべく駅前のバス停へ。
9時前にやってきたバスに乗る。

今日は昨日の午後とは打って変わっての晴天で、絶好の行楽日和。
バスに揺られながら、昨日、あまりの寒さでスルーしてしまった華厳の滝のことを思い出した。
そして、途中でバスに乗る時間が少し早すぎたことに気がついた。
このまま中禅寺湖までバスに乗り、華厳の滝を見てから引き返して歩こうか?

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・・・という訳で、、、
華厳の滝見たさに、結局当初予定していた「細尾入口」のバス停では降車せず、そのまま中禅寺湖の湖畔までやってきた。
しかし、ここまでのバス移動が想像より時間がかかってしまい、すでに時間押し(汗)

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昨日の強風とは打って変わり静かにたたずむ中禅寺湖と、

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2日連続でこの場所から拝むとは思っていなかった男体山。

華厳の滝に行く前に、バスターミナルで帰りのバスの時刻を確認。
のんびり華厳の滝を眺めてからバスで取って返すつもりだったけど、これから歩く時間から逆算すると、次のバスに乗らなければ日暮れ前までに宿に着くのは厳しいことが発覚。

次のバスが来るのは・・・約10分後。
これは急がないと(汗)

滝の近くに行こうとテキトーに進んだら途中で行き止まり。。
あと5分しかない(大汗)

もうバスターミナルまで戻っていたら間に合わない。バスターミナルの次のバス停から乗車して時間をかせごう。
これで2~3分は余裕ができた。

そしてなんとか華厳の滝が見える場所までたどり着いた。
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初めて見る華厳の滝に感動!
ここまで来たかいがありました・・・(安堵)

しかしもう時間はギリギリ。写真を撮ったら速攻でバス停へと向かう。
そしてなんとか無事に日光行きのバスへ乗車完了。

思いつきで行動してしまったことで、こんなに焦ってドタバタしてしまうとは、我ながらちょっと反省。
とはいいつつ、後日、この華厳の滝の写真を祖母に見せてあげたらとっても喜んでくれたので、よかったことにします(苦笑)

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朝から色々ありましたが、、
当初の予定から1時間押しの10時20分に細尾入口のバス停に到着。

ここから今日泊まるゲストハウスまでは約26km。
宿のオーナーさんには、16時到着とお伝えしているので、フツーに歩いて行けば間に合うよね?
などど思っていたけど、ここからまた更なる超バタバタ大混乱が・・・(汗)


最後までお読みいただきありがとうございます。
この続きは次回にて♪

坂東三十三所&日本百観音満願へ(その3:立木観音参拝!)

みなさまこんばんは。

前回にて、今回の旅の難所いろは坂を攻略し、中禅寺温泉の手前までやってきました。
これからいよいよ坂東三十三所満願&日本百観音満願を目指し、中禅寺湖湖畔に鎮座する立木観音へと向かいます♪


2022年12月29日(木)
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いろは坂の最高到達点を抜けてほんの5分も歩かないうちに、あちこちから観光客の声が響き渡る光景に。あまりにも急な変化に少々戸惑いながらも、

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中禅寺温泉のメインストリートに入ると、いろは坂を上っていたときの緊張感から解放されてなんとなくホッとする。

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写真には写りこんでいないけど、それなりの観光客でにぎわってる。

進行方向左手に、「華厳の滝」の看板がなんとなく目に入った。しかしこの時は立木観音参拝のことで頭がいっぱい。
あまり深く考えずに華厳の滝をスルーしてしまったけど、このことが後になって超バタバタ大混乱の原因になろうとは・・・

飲食店やお土産屋さんが立ち並ぶ通りの先に、
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朱塗りの鳥居と、中禅寺湖が見えてきた!

・・・がしかし、、
湖の向こうから、ものすごい勢いで向かい風が吹きつけてくる。
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この写真ではあまり強風感が伝わらないのが残念。

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強風の中、男体山を拝んでから、

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あまりの寒さに耐え兼ねて手袋を二重に装着し、立木観音(中禅寺)の参道へ。

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歩道には結構雪が残ってるけど、ツルツル滑りそうな場所をよけていけば、思いのほか歩きやすい。

オシャレなお店が点在する湖畔の道を進むこと約10分、
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昔ながらのお土産屋さんが立ち並ぶ参道を進み、

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13時ごろ、無事坂東三十三所第18番の立木観音に到着。

ホッとしつつも、当初の到着目標時刻は拝観時間終了の15時半の30分前目途で15時だったはず。
2時間もヨユーで着いてしまい、我ながら焦り過ぎたと反省。。。

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山門の前で拝観料をお支払い。

ワタシの前にはご夫婦とまだ小さな子供さんが3人の、南方系に見える外国の方のご家族。日本語堪能だったので、もう長く日本にお住まいなのかな?などど思ったり。
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境内へと進む。

本堂の手前に納経所があったので、様子を見ようとちょっと立ち止ると、「御朱印帳をお持ちでしたら先にお預かりします」と納経所のおじさんが話しかけてこられた。
そういえば、坂東三十三所のお寺は、参拝の前に御朱印帳を預けて、参拝の間に御朱印を押印してくださり、帰り際に受け取るシステムだった。。

お遍路や西国三十三所のお寺は、参拝後に納経所に並んで御朱印を頂くのが当たり前だったので、この関東圏の効率的な方式(?)はとっても便利なんだけど、なんとなく味気ない気もする。なんとも複雑な心境・・・。

納経帳をお預けし、
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いざ本堂でお参りをば!
・・・と思ったら、本堂向かって右に入口があり、お寺の方が「どうぞこちらへ」とご丁寧にご案内してくださる。

中に入るとすぐ、ご本尊様の十一面千手観音菩薩様とご対面。
お厨子の中で直接拝めない観音様が多い中、こちらの観音様は直接拝めることができ、満願の感謝の気持ちをお伝えした(つもり)。
先の外国人ご家族の子供さんが嬉しそうにはしゃいでいたので、若干落ち着いて参拝できませんでしたが・・・まだ修行が足りん(汗)

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ご本尊様の他にも仏像が安置されていて、15分ぐらいかけて参拝。

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もっとのんびり景色を堪能したかったけど、湖から吹き付る強風は相変わらず。
速攻で納経所に向かう。

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納経所で御朱印帳を受け取る。
これで、坂東三十三所満願と、西国・秩父の観音参りを合わせた日本百観音も無事に満願!

ここで、満願の感動に浸る・・・はずだったんだけど、そんなことを考える余裕もなく、、、

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強風が防げる建物の軒先で、納経帳をそそくさとザックへしまい込み、立木観音を後に。

これで百観音は満願したけど、坂東三十三所のお礼参りとなる長野県の北向観音と善光寺、あとお遍路のお礼参りとなる高野山にまだ参拝していない。
(高野山は一度行ったことがあるけどお遍路の前だったのです)
この3寺を参拝し終えたときが、本当の意味での満願かな?

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商店街の途中で目にした温度計の気温はマイナス7℃

途中のオシャレなお店の中で談笑しながら美味しそうにランチを食べている人たちをうらやましく眺めながら、
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強風吹きすさぶ湖岸沿いの道を引き返す。

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雪でかすむ男体山を拝み、

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一刻も早く日光まで帰りたい一心で、ここまで来る途中に確認したバスターミナルへ。

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バスターミナルの日光行きバス停にて、本日の歩きは終了。

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待ち時間20分程度で東武日光駅行きのバスに乗車。
乗客の8割方は外国人観光客と思われるバスに来た道を揺られて約30分、東武日光駅まで移動。

駅の周りで食事でもしようと思ったけど、思い描く価格のお店がなかったのと、とにかく体が寒くてしょうがない。
今思えば、いろは坂の上りでかいた汗が中禅寺湖の強風で一気に冷えて、汗冷えしてしまったんだと思う。

結局コンビニで晩御飯を調達し、15時過ぎに駅近くのホテルへとチェックイン。



最後までお読みいただきありがとうございます。
2日目の足尾方面への歩き旅の模様は次回にて♪


///
歩行日 :2022年12月29日(木)
歩行場所:栃木県日光市(東武日光駅~立木観音~中禅寺温泉バスターミナル)
歩行時間:5時間22分 
歩行距離:17km
2022年12月の歩行距離:17km
2022年の歩行距離:391km

坂東三十三所&日本百観音満願へ(その2:いろは坂攻略)

みなさまこんばんは。


前回は東武日光駅からスタートし、2時間弱にていろは坂入口の馬返休憩所までやってきました。
これからいろは坂を上って行きます♪


2022年12月29日(木)
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馬返休憩所でのトイレ&モグモグ休憩を終えて、11時20分にリスタート。

いろは坂は、向かって右側の下り専用「第一いろは坂」と左側の上り専用「第二いろは坂」の2ルート。
どちらのルートを選択するかは直前まで結構悩んだけど、結局「第二いろは坂」より2km程度距離が短い「第一いろは坂」を選択。

ちなみに、「第二いろは坂」は少し距離は長いけど、途中の明智平ロープウェイ乗り場でゆっくり休憩できると思います!

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男体山を正面に見ながら、いろは坂を上り始める。

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いつの間にか標高900mまで登ってた。

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進行方向右側に切り立った岩肌が続く山容を眺めつつ、

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断崖絶壁を通り抜け、

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谷間に架かった橋を渡り、

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垂れ下がったつららに若干恐怖を感じながらロックシェードを抜けていくと、

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いよいよ本格的なつづら折りの上り坂が始まる。

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そしてカーブには「48」と「ん」の看板・・・・ん?!

いろは坂って、48カ所のカーブがあり、そのカーブにいろは歌のひらがな1文字ずつがあてはめられているらしい。上りの第二いろは坂からいろは歌がスタートしているみたいなので、第一いろは坂からスタートすると明らかに逆読み。
いろは歌は、最初のあたりはなんとなく覚えてるけど・・・最後の方はまったくわからん。。

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いきなりヘアピンカーブが出現。

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進行方向右側のダイナミックな岩肌を引き続き眺めつつ、

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この朱塗りの建物は、男体山遙拝所。
明治の初めまでは男体山は女人禁制で、女性が来ることができるのはこの遙拝所までだったらしい。

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途中話しかけていただいたおじさんの情報どおり、路上はきれいに除雪されてる。
それほど交通量は多くないけど、車を避けるため路肩のところどころに残った雪の上を、滑ってコケないよう慎重に、

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男体山に向かってグイグイと標高を上げていく。

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カーブの岩の上には天狗様が鎮座。

この天狗様をまじまじと眺めたところ、
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なんと交通安全を祈願されてる!
そしてこの天狗様、今グーグルマップを見てみたところ、「交通安全 見守り天狗さま」とちゃんと観光名所として紹介されてました。。

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天狗様からしばらくユルめの坂を進んでいくと、

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男体山と滝が織りなす風景が目の前に広がった♪

ここ剣ヶ峰展望所の入口には、
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「日光有料道路完成記念」の記念碑が。
いろは坂は、当初は有料道路だったんだね。

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展望所にて、2つの滝が望める雄大な眺めをしばし堪能。

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展望所の先もつづら折りの道は続き、どんどん高度を上げていく。

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こんなところに石灯籠?と思ったら、

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「中の茶屋」と看板が。

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石灯籠の右側を見ると、それっぽい建物が。
今調べたところ、明治天皇が二荒山神社を参拝された際の休憩所だったみたい。

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斜面を見上げると、その上には延々と続くヘアピンカーブ。

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そんなヘアピンカーブも、25の「ゐ」まで攻略してきた。

このいろは坂で歩行者に出会うことはないと思ってたけど、なんと30代ぐらいに見える男性3人組が走って坂を下ってきたので軽くご挨拶。
その後、東武日光駅に帰還した際、この男性3人組を目撃したため、日光から中禅寺湖畔を折り返しての練習ランだったんだと確信。

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時々やってくる路線バスの、ヘアピンカーブの絶妙なハンドルさばきに感心しながら、斜面のはるか上に連なる道を見上げつつ進んで行き、

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景色が開けてきたと思ったら、

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坂の頂上は思いのほか唐突に表れた。
12時40分に無事到着♪

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ここの標高は1286m。

しばらく男体山見ながらたたずんだ後、
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下り基調の道を進んでいく。

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1車線だった道は2車線になった。

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しばらく進むと、静けさの中の道は一変し、一気に人の気配が。どうやら中禅寺湖畔の観光エリアに突入した模様。
この人気(ひとけ)のない場所から一気に観光地に入るのは、軽井沢以来かも。


最後までお読みいただきありがとうございます。
なかなか先に進まずすみませんが・・・今日のところはここまで。
続きは次回にて♪

プロフィール

生まれも育ちも広島のアラフィフ(女)が一人で会社の休みの日を利用し、徒歩でてくてく旅してます。
2004年に歩き始めたときはただの散歩気分だったけど、いつの間にやら日本中を巡る旅へ!

最近はランニングにも力を入れており、2019年秋にはフルマラソンも完走♪

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